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2008年5月

竹林

山里には、所々に竹林がある。

柔らかな陽ざしと風が、心地よい季節。

早朝、畑をお借りしている、Sさんから「筍を掘ったから取りにおいで」と電話をいただき、

即効で、車に乗り込み顔も洗わずにでかけた。

筍は、時間が経てば立つほどアクが強くなると聞いていたので、鍋と米ぬかを用意して

なるべく早く調理することが、美味しくたべる為の決め手だから・・

日本には、昔から自生しているものを含めると、600種以上の竹類があるといわれ、竹の地下茎から出た若芽が、地表に出て一旬(10日間)までをたけのこ、それ以降は竹と呼ばれ、「筍」という字は成長が早く、一旬で竹になることから使われている。

この辺りの今の筍は孟宗竹(もうそうちく)淡白な味わいで、私好み。

Sさんのご主人は、私たちに「畑してみろやい。教えてやるから・・」そういって笑いながら一緒に畑をうねってくれ、枝豆やじゃが芋、あらゆる野菜を収穫する喜びと充実を教えてくれ、去年病気で、亡くなってしまった。

今でも、優しい笑顔を思い出すと、胸がきゅんとなる。

まっすぐに空に向かって伸びている竹林を見つめ「残してくれてありがとう」ってつぶやいた。

love.  Y

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句会

一枚の 写真に初夏を 納めけり

   水芭蕉 地の底よりの 水の音

雪渓に 曲がりしブナの 生きており

水芭蕉 ぶつかる水に 揺れもせず

鶯は 朝の地球を 楽しくす

 

久しぶりに 俳句の会の先生がお見えになり、句会が行われた。

いつも感じること。

日本語の美しさと、日本の移り変わる風景が、たったの17文字の中で、見事に唄いあげられていくことの素晴らしさ。この場所がこんなに素敵な場所であるんだということを、改めて感じさせてもらえる幸せなひととき。

今回は、体育祭を済ませ、その足で玉原に来てくれた、制服姿のミィちゃんは、週明けに漢字のテストを控えていた為、同じ空間で、お勉強を始め、その脇で私もめっきり書けなくなっている漢字を思い出しながら、チャレンジしてみたけれど、(ちなみに中学一年生の漢字)スラスラ書けない自分が恥ずかしかった。

私もこの美しい風景を、俳句のもつ情感豊かな世界で、伝えることが出来ればと、思っていたが、それ以前の問題があることを、思い知らされた。トホホ・・・

そして 本日の句会。 特特選!!

ぶな新樹 原生林と いふ高さ

love.  Y

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林檎の里

Photo_2 一重の薔薇の花のように里では、あちらもこちらも、林檎の花盛り。

ウインタ-シ-ズンが終わると待ってましたと、いわんばかりに、可愛い林檎の花が、私を呼んでいる。

猫の手よりは少しましな、私の手は、カリスマ美容師気分で(カットは林檎)剪定ばさみ片手に時間の許す限り林檎やさんで過ごす。

今年は、4月後半暖かい日が続いたお陰で一気に花を咲かせ、例年より花付きも多いような気がする。

「私を残して・・・」と言っている林檎の花以外、もったいないようだけど摘花してしまう。冬の期間の選定作業以外殆んどのことを体験させてもらっている私にとって、わが子のように愛おしい。

かなり時計の針が遅れている私を、五ヶ月ぶりに会う仲間が、会えないでいた期間の出来事を話してくれ、少しづつ波長があってくる。さくらんぼやさんだったり、葡萄やさんだったり、私にとっては、美味しい楽しい仲間達。

遠くから、「お山のおばちゃ-ん」とさけんで走ってくる、林檎やさんの末っ子のNAZUちゃんが、ピカピカの一年生となり、笑顔で再会を喜んでくれた。

すっかりお姉さんになっていた姿に五ヶ月という月日が過ぎたことを、あらためて感じた。

Photo_3

love.  Y

追・林檎の花言葉

   もっとも美しい女性。Img_1088

 まもなく五人目を出産するNAZUちゃんのママの姿にふさわしい花言葉だと思った。  

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山笑う

Img_1090 Img_1091

冬の画伯が春眠を初め、玉原にもようやく春の画伯が、冬眠から目をさまし、テラスのブナが若草色のべ-ルをかぶり、姿を変えてくれた。

四月の新聞の記事に、「山笑う」とは、木の芽はほぐれ、鳥は鳴き花はほころぶ春の山。春の季語「山笑う」の由来が紹介されていた。

その昔、中国北宗の絵の大家が絵の書坊を伝授した書物の中に出てくる言葉に

「春山は笑うがごとく、夏山は滴るがごとく、秋山は装うがごとく、冬山は眠るがごとし」と四季を表す季語となったらしい。

草木が芽吹き始めた春の山は、まるで微笑んでいるかのようで、こう形容されるらしい。

素敵な響きで、心もはずむ。

Photo

山を下りる途中車を止めて、思わず私も芽吹き始めた春の山を眺め、ほほえんだ。

love.  Y

追・ブナの花言葉

  繁栄(進歩と調和が、適度につりあいをとった姿)

           

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たんばら2008ウィンタ-シ-ズン終了!!

魔法にかかったかのように、庭の雪が消えた。こんなに潔く庭の雪が消えたのは、初めてのような気がする。

昨日は、午後から雨で、最終日の今日が心配だったが、抜けるような青空で、2008年のウィンタ-シ-ズンを締めくくってくれた。

転勤でようやく地元に戻ってきて、5年振りに玉原に来てくれた、私達の友人ファミリ-(オ-プン当初から、単身で、年末、年始には、大切な、奥さんを残し、私達の為に手となり足となり助けてくれた彼(オ-ナー)の親友Sekiやんと、一年の締めくくりだというのに文句一つ言わず、実家の広島で私達のこと思ってくれていた奥さんのNちゃん、大学生の優&中学生の夏)と、何シ-ズンもお越し下さっている、Hファミリ-で、昨晩は、カ-ドゲームで盛り上がり、飲んで、笑った。

ゲレンデの中腹で、待ち合わせ、青い空と、残雪の中で、みんなで、ウインタ-シ-ズンの終わりに乾杯し、おにぎりを食べたり、子供達は、疲れを知らないのだろうか、お腹一杯になると、雪合戦を始めたり、又、高速リフトに乗って、スキ-を思う存分楽しんでいた。

Img_1078 大人たちは、子供達の笑顔で過ごす姿を、見守り、気持ちの良い時間を過ごした。

2008年ウィンタ-シ-ズン、数え切れない出逢い(お客様)と、数え切れない自然(雪)を思い出し、様々な出来事に感謝し、テラスのブナの木の下で空を眺めた。

春眠を始めた冬の画伯にバトンタッチして、春の画伯が、少しだけ、ブナの木に若草色の絵の具を筆につけ、絵を描き始めグリーンシ-ズンの訪れを教えてくれた。

200856

love.  Y

追・お疲れさんと、毎年春を告げに来てくれるポルシェのエンジン音が聞こえてきた。

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G.Wです!!!その2

夕べImg_1043見た夜の景色は、天気予報どおり下り坂になるなぁと、実感する、霧の世界だった。 Img_1047_2 同郷である、ペンションの友だちと、霧の中、「晴れてくれるだけで、それ だけでいいわよね。」と話して、別れた。空を眺めながら、手を合わせ、明日天気になりますようにって、願いを込めた。

早朝気になり、カ-テンを開きベッドから外を眺めると、芽吹き始めたカエデが、キラキラしていた。午前六時・・やはり雨。

ゲレンデでG.Wを過ごすことを楽しみにお越しのお客様には、気の毒すぎる。

たまには、天気予報が、うらめしくもなる。

朝食Img_1053をお出ししてから、外に出てみると、雨はあがり、芽吹き始めた木々や、花たちが、雨に感謝するかのように、元気に迎えてくれた。

「晴れてよかったね。」(良かった。良かった。)

ダイニングに優しい光が差し込んだ。

笑顔を見れた。G.Wの後半戦が始まった。

幸せという花があるとすれば

その花の蕾のようなものだろうか。

辛いという字がある。

もう少しで

幸せに

なれそうな字である。

(水仙)

by. Tomihiro

Img_1050

love.  Y

追・夏に花を咲かせてくれる、白い百合の芽が顔を見せてくれた。

            ありがとう・・・。

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ナナカマド

Img_1034 チェックアウトした、客室の窓の外を見ると、ブナの芽吹きよりも、私を先に見て!と言わんばかりに、ナナカマドの新芽が顔を見せてくれた。

HRCで一番のリの新緑。

ナナカマドといえば、若きし頃(もう27年前のこと)今では世界でも名が知られているフォトエ-ジェンシ-(株)アフロのマネ-ジャ-をしていたとき、社長1人(殆んどオフィスにいることはなく世界中を駆け巡る、写真家)社員は私1人で沢山のカメラマンのポジをお預かりし、クライアントさんにレンタルしていた。いわば、写真の図書館。クライアントさんから、「ナナカマド」の写真(ポジ)の依頼がきた。

当初は「スキ-なら何でも!!」が売りのアフロ。スキ-のことならまだしも、ナナカマドの写真(ポジ)とは・・きっと山小屋にある七つの釜戸のことなんだろうと勝手に解釈して、ストック写真を探したが、見つからず、社長はスイスで、頼るは、辞書のみ。(今では、ネットで検索すればすぐにわかること)

てなわけで、あやうく、クライアントさんに七つの釜戸の写真を持っていってしまうくらい、無知なお陰で、なおさらこの木には、思い出がある。

「ナナカマド」  バラ科の落葉高木。

          7回釜戸にくべても燃えないくらい丈夫。(でも結構燃える。)

          夏になると、綿のようにふんわりとした白い花を咲かせる。

          秋には鮮やかな真っ赤な実を付け、葉も真っ赤に染まり

          燃えるような赤い景色となる。

          ロシアでは、女性のイメ-ジとして、詩や文学の中に登場する。

          

それでも、不安な私は、お世話になった、山関係の出版社の方に確認し、慎重に慎重を重ね、燃えるようなナナカマドのポジをお届けした遠い記憶が蘇った。

花言葉は、 「慎重」 「用心」

    Img_1042       

 追・今ならHRCのナナカマドお届けできるのになぁ・・・・・         

love.  Y   

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Sera の独り言(ヨ-ガ)

Img_1023_2 Img_1028_2 Img_1017

「seraっていいわねぇ。しなやかな体でどんなポ-ズも出来るし、好きな場所で、いつも寝ていられて・・」

Lilyさんが、そういいながら私の隣で寝転びながら、同じポーズをしているわ。

そんなこと言うけど私を置いてきぼりにして、出かけてくると、大体背中に枯葉や、土の匂いをお土産に帰ってくる。この間なんて大きな雪の塊まで運んでくる、Lilyさんのほうがむしろ自由気ままって感じ。きっと自分の好きな場所を見つけては、空を眺め、大の字になっているんだろうし・・・でもこの匂いは、きらいじゃない。臆病で、お庭にすら出れない私への、お土産だと思っている。

大好きな箱(テラコッタの鉢)をお土産に持ってきてくれたパパ(オ-ナ-)の幼なじみのYさんは、普段はとても物静かなんだけど、飲みだすと、あんなに素敵なM(奥様)さんのイメ-ジ崩す話しや、体験をみんな笑い話にして、盛り上げてくれている。でも優しいし、愛がある。遠く離れてくらしているパパ(オ-ナ-)も昔話で盛り上がり素に戻り、ハメをはずせる大切な時間。今回は他の仲間はお仕事の都合で、来れなかったみたいだけど、みんな優しくて、暖かい。ありがたい。

そんな和やかな時間は、私も甘え、Yさんの足元や、Mさんの足元に寄り、可愛がってもらう。

Mさんは、もう何十年もヨ-ガの先生をしていて、もしかしたら、私以上にものすごいポ‐ズが出来るのかもしれない。

不思議なことに、Lilyさんは、Mさんと一緒にいると、心が緩んでしまうらしく、誰よりも早く眠りについてしまう。Lilyさんの大切な大切な友だち。決して多くを語らないけど、解りあえることがあるんだろうな。

「森に入って寝転んで空を眺めて呼吸することもヨ‐ガなんだよ。」

そんな言葉をMさんは、Lilyさんに話してくれていた。Lilyさんは嬉しそうだった。

ラベンダ‐の咲く頃、満天の星と、キャンドルの灯りの中で、スタジオではなく、ここで、ヨ-ガ合宿を生徒さん達と計画中らしい・・

Lilyさんも、Mさんのアドバイスをもらいながら、HRC流の無理のない、誰にでも出来る、心と体に優しいヨ-ガをお客様に提案していくって・・

多分ヨ-ガマットを差し出して、いつもLilyさんが言っている、「ブナの木の下で、気をもらって寝ヨーガしてね。」くらいのサブ-イ洒落をいいながら、楽しむ季節が、まもなく訪れるんだろうニャン。

まぁ、どんなことしても、私のポ-ズは真似できっこないけどニャ!!    

「つくづく思う」

こういうふうに休めたらいいなぁ。 

人から見るとだらしない格好だけど。

暑くなくて、寒くなくて、気持ちよくて。

by.  reiko takano  月の夜の猫たちより

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by.  SeraImg_1013

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